国宝「花下遊楽図屏風」の高精細複製品制作に技術協力しました
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ニュースリリース
国宝「花下遊楽図屏風」の高精細複製品制作に技術協力しました
株式会社エム・ソフトは、東京国立博物館所蔵の国宝「花下遊楽図屏風(かかゆうらくずびょうぶ)」の高精細複製品制作に技術協力しました。この事業は、独立行政法人国立文化財機構文化財活用センターとキヤノン株式会社による、文化財の高精細複製品の制作と活用に関する共同研究プロジェクトの一環です。
「花下遊楽図屏風」は六曲一双(6×2=12扇)の屏風で、狩野派による江戸時代初期の作品です。関東大震災(1923年)で向かって右側の中央部分が消失し、明治時代に撮影されたガラス乾板写真(モノクロ画像)だけが消失部分の唯一の手掛かりでした。
エム・ソフトは、消失部分を復元するため、ガラス乾板写真のスキャニングデータに彩色する作業を担当しました。 作業は、エム・ソフトが保有する切り抜き技術「RayBrid MatteMaker」でモノクロ画像を細かく分割、現存する扇から抽出した色で彩色を施し、さらに文化財活用センターの知見のもとで調整、という手順で進められました。
制作過程の詳細は、文化財活用センターのブログで紹介されています。
ぶんかつブログ「失われた花宴~よみがえる花下遊楽図屏風~」
https://cpcp.nich.go.jp/modules/rblog/index.php/1/2020/07/07/blog34/
「花下遊楽図屏風」は六曲一双(6×2=12扇)の屏風で、狩野派による江戸時代初期の作品です。関東大震災(1923年)で向かって右側の中央部分が消失し、明治時代に撮影されたガラス乾板写真(モノクロ画像)だけが消失部分の唯一の手掛かりでした。
エム・ソフトは、消失部分を復元するため、ガラス乾板写真のスキャニングデータに彩色する作業を担当しました。 作業は、エム・ソフトが保有する切り抜き技術「RayBrid MatteMaker」でモノクロ画像を細かく分割、現存する扇から抽出した色で彩色を施し、さらに文化財活用センターの知見のもとで調整、という手順で進められました。
制作過程の詳細は、文化財活用センターのブログで紹介されています。
ぶんかつブログ「失われた花宴~よみがえる花下遊楽図屏風~」
https://cpcp.nich.go.jp/modules/rblog/index.php/1/2020/07/07/blog34/
完成した高精細複製品にプロジェクションマッピングと音響を組み合わせた展示は、ユネスコ無形文化遺産 特別展「体感!日本の伝統芸能-歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の世界-」(東京国立博物館)にて公開される予定でした。しかし新型コロナウイルス感染防止のため同展は開催中止となり、残念ながら幻の展覧会となってしまいました。
そこで本コーナーのみ、人数を限定して、東京国立博物館 表慶館にて限定公開(2020年7月1日~2日)されました。
そこで本コーナーのみ、人数を限定して、東京国立博物館 表慶館にて限定公開(2020年7月1日~2日)されました。
■RayBrid MatteMakerとは
RayBrid Matte Maker(レイブリッド マットメーカー)は、映像合成用のマスク画像を生成するサービスです。マットメーカーで提供するマスク画像を用いることで、これまでにない自然な合成が実現可能です。
また、このMatteMakerを、お客様が使いやすいように、「動画切り抜き.com」としてサービス提供しています。
エム・ソフトは、これまで「RayBrid Matte Maker」や「動画切り抜き.com」により、数多くのTV・映画作品に携わってきました。
(代表作:「仮面ライダーシリーズ」「スーパー戦隊シリーズ」「信長協奏曲」「暗殺教室」「進撃の巨人」等)
RayBrid Matte Maker(レイブリッド マットメーカー)は、映像合成用のマスク画像を生成するサービスです。マットメーカーで提供するマスク画像を用いることで、これまでにない自然な合成が実現可能です。
また、このMatteMakerを、お客様が使いやすいように、「動画切り抜き.com」としてサービス提供しています。
エム・ソフトは、これまで「RayBrid Matte Maker」や「動画切り抜き.com」により、数多くのTV・映画作品に携わってきました。
(代表作:「仮面ライダーシリーズ」「スーパー戦隊シリーズ」「信長協奏曲」「暗殺教室」「進撃の巨人」等)
株式会社エム・ソフトは、長年にわたり培った画像・映像処理技術を活用し、引き続き、お客様の新しいビジネスの開拓をサポートしてまいります。
2020.07.20