ITお仕事の基礎知識 SEとPGの役割
KNOWLEDGE
ITお仕事の基礎知識
SEって何?
SEとはSystem Engineer(システム技術者)の略です。
すなわち、システムの開発・運用・保守をするのがSEの役目です。
PGって何?
PGとはProgrammer(プログラマー)です。
この分かりそうで分からないSEとPGという言葉について、以下、順を追って説明していきます。
システムって何?
システムとは、問題を解決するために必要な複数の要素を、協調的に作用するよう構成したものです。
システムには、会社組織のように人によって構成されるものもあれば、受講管理システムのように要素のいくつかが機械によって自動化されたものもあります。
SEのお仕事
SEの仕事のうち、非常に大切なものの一つが、システムを開発することです。
よりよいシステムを生み出すことで、これまで作業に要していた時間が短縮され、品質・生産性が向上し、作業に関わる人間の負担を軽減することができます。これにより、人間はより創造的で文化的な活動に時間を割くことができるようになります。
私たちSEは、システムの開発を通じて、人間がより人間らしい生活を享受できる社会の実現に貢献しています。
システムを開発するためには、以下の手順を踏む必要があります。
- 顧客の抱える問題を明らかにする。
- 問題を解決するために、どのような役割を持った要素を組み合わせればいいか考える。
- それぞれの役割を何に任せるか決める(人、ソフトウェア、ハードウェア)
- 上の3つのうち、他から入手困難なものを自分たちで用意する。
(例えば、必要なソフトウェアを作成する) - それぞれの要素を最適な構成で組み合わせる。
以上から分かるように「システムを開発する=パソコンのソフトウェアを作る」というわけではありません。システムを作るには、さまざまな人材が必要です。
例えば、先に示した手順の「顧客が抱える問題を明らかにする」では、顧客との打ち合わせを通じて相手から情報を得る必要があります。
そこでは、顧客から要望を引き出す力。顧客の言葉から真意を汲み取る力が求められます。
すなわち、コミュニケーション能力や国語力の高い人材が重宝されます。
一方で、「システムに必要なソフトウェアを作る」過程では、論理的に物事を突き詰めて考える能力が不可欠です。
SEに共通して必要といえる能力は「自分の特性を生かし、協力しながら問題を解決する能力」です。当社は、文系理系問わず、この能力を持った人材を広く募集しています。
PGのお仕事
それでは、PGの役割はどのようになっているのでしょうか?
プロジェクトによって多少は異なりますが、まず、SEが顧客の希望を汲み取ってシステムの構成を考え、どのようなソフトウェアが必要なのかを明らかにします。
次いで、必要とされるソフトウェアの開発を担うのがPGということになります。個別のソフトウェア開発を担当し、単体テストを行って、期待されるソフトウェアを創り出します。
創り出された様々なソフトウェアを結合してシステム全体として組み上げる結合テストを行い、システム全体として顧客の希望をかなえることができているのかどうか確認します。この作業はSEとPGが協力して行います。